需要の創出
一見かっこよく素晴らしい言葉のようであるが、つまるところ『供給のための需要』ということである。
いつから受容と供給が逆転してしまったのかは定かではないが、エスカレートする『需要の創出』はだんだんと見境がなくなってきている。
『需要の創出』で最も効果的なのが『恐れ』による創出。
そして『偽善の満足』による創出である。
恐れに依る創出の最たるものが『バーゲンセール』
「今買わないと損をする」という心理的プレッシャーを創出するもので、小さいものではあるが『恐れ』による創出である。
しかし、これがどんどんエスカレートして来て、今では公然と『恐怖』を植え付けて需要を創出している。
身体、生命への恐怖をあおり創出される需要。
環境や社会からの恐怖をあおり創出される需要。
人は「需要」のために連日『恐怖』を煽られている。
だから本来は恐れる必要のないものに恐れの感情を囚われて、本来恐れなければならないものを見過ごしにしてしまっている。
思考停止
それは恐怖の感情に揺さぶられ続けることによって、思考がそちらに引っ張られて、冷静な思考や判断や理解が出来なくなる状態である。
例えば・・・
子宮頸がんワクチンなどはイギリスでは法律で使用を禁じられている。
「生命の危険があるため使用を禁じる」
ということである。
しかしながら日本では政治家が率先して使用をさせようとしていた。
しかも、子宮がない男性にまで義務付けをしようとしていた。
これは、先進国が危険性があるとのことで使用を見合わせたため、大量に余った在庫の処分をどうするか?
ということでインドや日本で大量に消費されることとなった。
税金で・・・
これを率先して受けさせようとしていた政治家というのは、当然そのことを承知のはずである。
もちろん厚生労働省も。
こんなものはほんの一例です。
それこそ蔓延しているわけですから。
そんな本来恐れる必要のない恐れの感情を煽られて、恐れに支配されてしまえば、冷静な判断はつかないのでしょう。
また、『偽善の満足』というものもあります。
例えば『太陽光ソーラーパネル』
ソーラーパネルを一枚作るのに100のエネルギーが必要だとして
ソーラーパネルが廃棄に至るまでに創出できるエネルギーは20程だと言います。
しかも森林伐採までしてソーラーパネルを建てている。
100-20=80という単純な損失以上の損失を出しながら、『クリーンエネルギー』という『偽善の満足』のために本当の『クリーン』から遠ざかっている。
実際、日本の森林は疲弊が始まっています。
それは『闇夜が無くなったために植物が休めない』ということのようです。
『ある日突然多くの森林が枯れ始める』
そんなことが起こってもおかしくないと言われます。
原子力発電は放射能の害があるだけではなくて、実は『止らっれない』ための害があります。
夜も稼働を続けなければならず、それゆえに電気が作られ続けることになる。
だから夜も消費しなければならない事態に陥っているのが実情です。
深夜電力を安くして、夜に電気の消費量を増やす必要があるわけで、そのため24時間操業する企業も増え、あちこちでライトアップも増え、明るい街がどんどん増えています。
『明るくなることで犯罪が減る』
そんな声が聞こえてきますが・・・
昨今、山は浄化力を失いつつあります。
それは、生命の循環が滞っているために起こるものです。
つまり、山の代謝が滞っている・・・
病気の状態です。
だから山々に住む動物の食べ物が山で充分に供給されない事態になり、動物たちは下へ下へ降りてきているわけです。
山で植物が育たず、動物たちも減ってしまえば、生命の連鎖循環は先細りになって、やがては山の植物も激減するでしょう。
植物学者は言います。
今のままだと100年もつかな?と・・・・
山を山として存在させている木々は、今にも崩れそうな山を支えているのでしょう。
ここ最近の山中走破でそれを目の当たりにしてきました。
大雨に降られ、地震に揺さぶられ、台風に薙がれて・・・
これで気付かなければもはやどうしようもないかもしれませんね。
山が枯れれば川も枯れ海も枯れる。
枯れるとは『生命』が枯れるということ。
本当に恐れるべきもはなんなのか?
しっかりと心の目を開いて見なければ・・・と思います。
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