空とは無にあらず
空とは器(うつわ)なり
その器とは「心」なり
心に自我と真我あり
自我は肉体の心
真我は魂の心
心という器に自我と真我が同居する
自我と真我が「ただ在る」状態
それが「空」
自我と真我が対立せず
和合しただ「在る」状態
すべてを観じ
すべてを赦し
すべてを受容し
すべてを包み込む
自我と真我が共生し
一つのものに取り組む
それが「空」の理(ことわり)
どちらも勝たず
どちらも負けず
主張せず
無関心ならず
自(おの)ずから「在る」状態
自在の和合
それが「空」の心なり
空となりて自在となる
千変万化に変転する無常
それに滞りなく自在に変容する心
千手(せんじゅ)の心
それが空なり
全(まった)き囚われなき晴天の心
それが千変万化に自在に応ずる心となる
自我と真我の和合するところ
空となる
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